PAG『Personal Act Gene』河合です。 PAG『Personal Act Gene』は多様化する日本人の生活習慣病に関するヘルスケアの情報を配信するブログです。今回は「関わり深い認知症と睡眠時間 大人も子どもも要注意」について書きます。
PAG 河合 ヘルスケアニュース『認知症との深い関わり』
認知症の患者数のデータです。
厚生労働省の発表によると、2012年の時点で約460万人とされている患者数が、2025年には700万人前後まで増えると推計されています。
65歳以上の高齢者の5人に1人の割合です。
決してひとごととは言えない「認知症」だが、最新の研究で日々の睡眠が関わっていることがわかりました。
東北大学加齢医学研究所の川島隆太所長は、「睡眠時間の短い人たちは、特に前頭葉という場所を中心に脳全体の密度が低いということがわかった」と話していました。
先日、睡眠と脳に関する最新の研究結果を発表しました。
川島隆太所長は、「特に高齢になって機能が落ちやすいのが前頭葉。認知症になると特にそこが下がって、日常生活が上手に送れなくなるということがわかっています。
きちんとした睡眠を取るという習慣がないと、脳自体に悪い影響が大人になってからでも出て、やがて認知症のリスクが高まるだろうと考えています」と話しました。
こちらは、睡眠不足の人の脳をMRIで撮影したものです。
黄色く光っているのが脳の中の水です。
睡眠不足により、脳の神経線維の密度が低下したことで水の割合が増えていくということだそうです。
人によって異なる適性な睡眠時間。
PAG 河合 ヘルスケアニュース『睡眠時間の目安とは?』
川島隆太所長は、「唯一の見極める方法は、仕事のない日、休みの日に平日と同じ時間にきちんと目が覚めて気持ちよく行動できるかで判断してください」と話しました。
そして、睡眠不足解消へかぎとなるのが生活習慣の見直しだということです。
川島隆太所長は、「これまでの習慣で、ダメージはあるが、脳は習慣をあらためるといい状態に戻っていくことがわかっているから、いつからでも正しい基本的な生活習慣を取り戻してもらいたい」と話しました。
そして、睡眠時間が与える認知症への影響は、大人だけの問題ではない。
川島隆太所長は、「睡眠時間の短い子どもたちは、脳の奥深くに海馬という記憶の中枢があるが、これの発達が悪い。記憶の脳である海馬が大きくないまま大人になってしまう。20歳を過ぎると脳は小さく萎縮していきますから、早い時期に認知症が発症するだろう」と話しました。
患者数の増加が危惧される認知症。
大人も子どもも、日々の睡眠の取り方を見直す必要があるかもしれません。
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